Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「二発屋」からもらった勇気(その2)

有吉ブログ(http://geocities.yahoo.co.jp/gl/arauma77)はすごい。文章も写真もイラストも、めちゃくちゃ面白い。こんなに面白い人が、10年くらい仕事にあぶれ、スーパーのおつとめ品を食ってたなんて。最近はレギュラー番組を何本も持って、絶大な人気をはくしている(なんせフォロワー453,902人)感じだけど……。

やばいくらい面白い人が、かつては一発屋と呼ばれ、蔑まれていたことを知ってショックを受けた。もし私の「いま、賭けにゆきます」が運よく面白い本に仕上がっても、どんなに派手な帯を巻いても、手にとって読んでくれる人がいなければ、厄介な在庫になりさがる。なんだか怖くなって、加筆が進まなくなった。ネガティブな妄想にとらわれた。

ところがふいに、光が見えた。有吉さんは、たとえば物書きに転身しようと思えばできたはずだ。あのヒッチハイクぶりからすると、汗まみれの肉体労働もいとわない人っぽい。いろんな選択肢があったはずだ。だけど希代の「一発屋」は、芸人の道をあきらめなかった。「二発目」をたぐりよせたのは、センスや運や人柄もよかったんだろうけど、一番のかなめは「あきらめなかったこと」だと思った。

夢は叶うのだろうか。敗者復活のチャンスが来るのだろうか。つらくても苦汁を舐めても、あきらめないでいれば。有吉さんの道程を覗き見しながら、連載時に文字数の関係で書けなかったところを一気に加筆した。きれいごとはバッサリ削った。愚痴はちょっと残った。読むと元気が出る感じをイメージしながら脱稿にたどり着いた。

4月21日(木)。発売日の夕方。梅田の「紀伊國屋書店」の競馬本コーナーに、『いま、賭けにゆきます』が並んでいた。ごったがえす店内で、思わず涙ぐんでしまった。井上オークスに関わったすべての人に向かって、大声で叫びたい。本当に、ありがとうございます! 

自称ライター状態におちいったとき、本を出すまではと、物書き屋の看板を下ろさなかった自分をちびっと誉める。物書きとして食っていきたい私の気持ちを読み取って、近くから遠くから応援してくださった方々に、めいっぱい感謝する。なんかもう、売れなくてもいいや。うそです。でも、今日はこれで十分です。幸せ者です。もし重版がかかったら、印税(しあわせ)を馬券にたくします。

※この文章はツイッターに書いたのですが、途中で失敗したので、日記にアップしなおしました。オークス@加筆期
スポンサーサイト
  • @

Appendix

井上オークスの著書

プロフィール

井上オークス

  • Author:井上オークス
  • 旅打ち競馬ライター。
    佐賀生まれ、愛媛育ち、京都在住。

月別アーカイブ

検索フォーム

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。