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常歩運動(その2)

それからしばらくして、わしはやっとこさ確変をひいた。次に奇数の目がそろうと、さらに連チャンが続くのであるが、偶数の目でそろうと確変が終了してしまうので、リーチ目がかかってからドキドキしながら画面を見ていたのであるが、そのとき突然、帰り支度を整えたおばちゃんが体を寄せてきて、わしが打っているパチンコ台の画面を「カメで止まれ! カメで止まれ!」とバンバン叩き出したので仰天した。カメ(奇数)の絵柄で止まれ! と念を送ってくれている(?)ので、ありがたいことなのであるが、パチンコ台はただの機械であるのに、しかも他人事なのに、なぜこのおばちゃんは髪を振り乱して叩いているんだろう。
わしには同情を禁じ得ないほどの悲壮感が漂っとるんやろか、とか、色々と考えさせられた。結局、カメではなく確変終了の目でそろってしまい、「かわいそうに……」と言われたのも、けっこうこたえた。もうパチンコは二度としない。女に二言はない。と、日記に書けば、わしはかっこつけなので、誓いを守れるんじゃないかな?

というようなことを考えながら自宅に着いたときには、2時をまわっていた。
わしの自宅は桂離宮の近くである。離宮というからには、離れているのである。
根性なしやのに、よくぞ途中でギブアップしなかったものだ。
「ハマちゃん」のなかに、なにか特別なものが混入されていたのかもしれない。
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井上オークス

  • Author:井上オークス
  • 旅打ち競馬ライター。
    佐賀生まれ、愛媛育ち、京都在住。

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