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マイルCS終了後(その1)

梅田行きの最終電車で、スポニチを読んでいる。
「デュランダルが直前になって一気にトーンが上がってきた」
「スプリンターズSを制したが、マイルのほうが合っているのではと思えるほど」
「大外ブン回し、直線だけでスッ飛んでくる可能性は十分」
「スプリンターズSの時よりいい。末脚を信じて(池添)」
勝ち馬に関する記事ばかりが目に入ってくる。レース前、紙面の隅から隅まで目を通したはずなのに、なんで買わ(え)なかったのだろう。
まあよくあることなのだが、テストの答えをカンニングしたにもかかわらず0点を取ったような気がして息苦しい。わしのイルバチオは18着だった。

深夜に梅田へ向かっている理由は、「釣り」だ。
六甲の港で太刀魚を釣るという友人に便乗するのである。
わしは瀬戸内海の近くで育ったので、親父の夜釣りについていったり、同級生とチャリンコで防波堤に繰り出したりすることが日常だった。
親父は太刀魚釣りにどっぷりハマっていて、毎晩のように4~50匹を釣り上げて帰ってきた。したがって食卓は、タタキや刺身、塩焼き唐上げ、そしてみりん干しと、いつもいつもうんざりするほど太刀魚づくし。さらに、親父本体や車はもちろん、家のなかまで魚臭くなるわ、得意満面の親父に「松山市の井上さんが太刀魚を○匹釣りました」という釣り具店のテレホンサ-ビスを繰り返し聴かされるわ、ドブに落ちて脳しんとうを起こしたわしを放置して釣りに行こうとした親父に母親がぶち切れるわで、辟易することが多かったが、えさにする生きたどじょうをいじくったり、ケミホタルという光る釣りアイテムをおもちゃにするのは面白かった。小さい頃から親父と行動を共にするのは好きではなかったが、釣りについていくのだけは好きだった。フナムシを追いかけたり、サビキという簡単な仕掛けでアジやイワシを釣ったり、地球を釣ったり。楽しかったな。
しかし、高価な竿やリールが埃をかぶり始めた頃、親父の遊びが女釣りに変わっていた。親父が家に居ないという状況は変わらないが、女と魚では心証がずいぶん違うのである。
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井上オークス

  • Author:井上オークス
  • 旅打ち競馬ライター。
    佐賀生まれ、愛媛育ち、京都在住。

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