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風のなかの女性騎手

20日、荒尾競馬場で行われる「全日本レディース招待競走」を観戦しようと、大阪南港発、門司港行きのフェリーで九州上陸。中津の卑弥呼杯、新潟の駒子賞以来2年間途絶えていた女性騎手招待競走が、荒尾で復活するのである。
前日から荒尾で打った(負けた)。一度荒尾入りしたのだから、荒尾近郊のホテルに泊まることも考えたが、ずいぶん迷った末に佐賀県にある父方の祖母の家に泊まることにした。
祖母宅で見たテレビのニュースによると、台風は20日の昼頃に熊本へ上陸するらしい。こりゃ、開催中止かもしれない。
「外は危なかよ。競馬もなかさい。ここにおりんしゃい」
と心配する祖母を振り切って、午前8時過ぎにJR鳥栖駅に着くと、列車の運行が止まっていた。
――どうしよう。
荒尾競馬に電話をかけてみよう。
「開催します! ぜひお越しください!」
てなわけで、わしのタクシー代レコードが更新されたのであった。
散財の甲斐あって、10時からの共同記者会見に間に合った。
会見場に、全国から集まった11人の女性ジョッキーがずらりと並んでいる。華やかな光景である。
わしの質問に真摯に答えてくださったジョッキーの皆さんに感謝しつつも、緊張&逆上して要領を得ぬ質問しかできなかったことにヘコんでいると、ひとりの女性が声をかけてくださった。
デビューの頃から取材させていただいているジョッキーの母上様であった。
ずっと会いたいと思っていた人を前にして、再び舞い上がった。わしが書いた記事をいつも読んでくださっていたという。なんか泣きそうになった。荒尾に来てよかったと、心底思った。

強風吹きすさぶなか、女性ジョッキーの熱戦が繰り広げられた。「荒尾ジャンボ梨特別」と「天草パールセンター杯」の2レース総合ポイント制である。
パドックには華やかな雰囲気が漂っていたが、レースは普段と変わりない真剣勝負。わしも真剣に馬券を検討して、真剣に負けた。
「台風のなか、無事に終わって本当によかったです」と、優勝した地元・荒尾のルーキー岩永千明騎手はホッとした表情だった。
来年もまた、女性ジョッキーの競演を見たいと思う。
中央競馬でもやってくれるといいのにな~。
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井上オークス

  • Author:井上オークス
  • 旅打ち競馬ライター。
    佐賀生まれ、愛媛育ち、京都在住。

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