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ゾロメの幸福な1日(その2)

そもそも、よっちゃんよっちゃんと気安く連発しているが、推定70歳~80歳のおじいさんなのである(だけど超元気)。わしのような小娘が、ご祝儀なんて出すぎた真似をしてよいのだろうか、と思わないでもない。しかしあんまり嬉しかったので、おずおず千円札を渡す。よっちゃんは「おおきに! ありがとう!」と、またニコニコ笑ってくれた。奥さんもニコニコ。うふふ。嬉しさ倍増。
その後、10、11レースも連チャンし……というわけにはいかなんだが、祇園で貰うバイト代2日分が手元に残った。万々歳。ホタホタ顔で園田駅行きの無料バスに乗る。
駅前のU銀行のATMで、浮いた金の4分の1をカードローンの口座に入れる。借金をちょっぴり減らしてから、無料バスの通り道にあって、前から目をつけていたBOOK・OFFへ向かう。駅から10分ほど歩くが、勝ってるから苦にならない。
以前から読んでみたかった本を100円コーナーで数冊発見して興奮。「美味い! エッセイはこんなふうに書く~人気作家・エッセイスト20人に学ぶ文章術」というあまり読んだことない種類の本も買ってみた。目次を見たら、20人のなかに中島らもが入っていたからだ。好きだった中島らもが、酒を飲んで階段から落ちて亡くなってしまった。でもなんか、どこかでのっそり生きてはるような気がする。著作を読んで勝手に親近感を抱いて「あのおっさん」呼ばわりしていただけだからそう思うのかもしれないが、なんか不思議な感じだ。
嶽本野ばら、の本を3冊買った。「ミシン」も「鱗姫」も「ツインズ」も100円コーナーにあるなんて。あの妖しい風貌の男性は、どんなものを書くのだろう。可愛らしい装丁と、嶽本野ばら、という凡人なら思いつかないであろう著者名がただならぬ雰囲気を放っている。
結局、13冊買って帰った。こうしてまた狭い部屋がより狭くなるが、いまはただ多幸感に包まれている。
花は届くし、飴もろたし、馬券当たるし、焼き餅もタコ天もうまかったし、古本たくさん買うたし、スルッとKANSAIカード拾うし、お祝いメールもらったし。ひとりで過ごす誕生日、捨てたもんじゃなかったぜまったく。
好物のトマトをつまみつつ、チョーヤの梅酒を啜りながらダラダラ日記を書いていたら、4時間も経っちまった。幸福な1日を終わらせるのが惜しい。もう少し夜更かししよう。
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プロフィール

井上オークス

  • Author:井上オークス
  • 旅打ち競馬ライター。
    佐賀生まれ、愛媛育ち、京都在住。

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