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このやるせなさは有馬記念で

ジャパンカップ。真っ先にゴールに飛び込んだのは、ブエナビスタだった。
あたたかい拍手で迎えられるブエナビスタ。
ごきげんにジャンプ・オフするスミヨン騎手。

パトロールフィルムを見て、いや、これは……と思った。
しんと静まり返った検量室。ざわめく検量室周辺。
ブエナビスタが、降着になるんじゃないか――。

長引く審議。不穏な空気。
ふいに、カワカミプリンセスの降着を思い出した。
忘れもしない、佐賀競馬場で観戦したエリザベス女王杯。
カワカミプリンセスの降着が、本当に悲しかった。ぬか喜びの空しさに包まれた。
いまでも心のどこかで、「降着にしなくても」と思っている。
まあ、あまりに悲しくて、肝心のパトロールフィルムを見てないんですけどね。
(競馬ライター失格かなと思って、さっきパトロールを見た。これは……)

一方、トールポピーのオークスのときは、「降着じゃないの!?」と仰天した。
トールポピーがらみの馬券を1円も買ってなかったから、そう感じたのかもしれない。

私はローズキングダムの単勝で勝負したから、「降着やむなし」と思ったのかな。
もしブエナビスタの単勝で勝負してたら、「なんで降着やねん」と思ったのかな。

もしもローズキングダムとヴィクトワールピサの入線順が逆で、ブエナビスタ降着→ヴィクトワールピサ優勝になったとしたら、ピサも降着やろ! と毒づいてたな。これは確実に。
2位入線のローズキングダムと3位入戦のヴィクトワールピサの着差は、わずかハナ差。
「大きなハナ差だった」と、武豊騎手は言った。

ブエナビスタにとっても、ローズキングダムにとっても、切ないジャパンカップになってしまった。
勝ったローズキングダムを管理する橋口弘次郎調教師は開口一番、「なんだか複雑です。後味が悪いね」。

しかし、ローズキングダムがたくましく成長したことを、改めて証明してみせたことは確かだ。
あんなに揉みくちゃになっても怯まないで伸びるなんて、闘争心の塊だ。
ブエナビスタもまた、その強さを改めて証明してみせた。

「もちろん、堂々と胸を張って、有馬記念に向かいます」
橋口調教師の力強い宣言に、救われた気がした。
暮れの有馬で、また2頭の対決が見られるだろうか。
ブエナビスタの鞍上は、横山典弘騎手がいいな……。

さて、払い戻しでなに買おう。
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プロフィール

井上オークス

  • Author:井上オークス
  • 旅打ち競馬ライター。
    佐賀生まれ、愛媛育ち、京都在住。

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