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熱量

大汗かいてケロリと復活するはずが、夕方からまた熱が出てきて万年床から動けなくなった。

最近の私の文章はどうなんだろう、と思う。ここ一年ほど、「これは会心の出来だ!」という手応えを感じることがなくなった。“会心”のハードルが高くなったわけではない。自分の書いた文を客観的に見られなくなっているせいか、単純に“会心の文”が書けていないためか。どっちにしろヤバい。

ホステスをしていた頃、客に「昼も働いてるでしょ?」と訊かれると、「本業はフリーライターです」と応えていた。そして「半年、仕事してないですけどね(笑)」なんてつけ加え、心を軋ませていた。「自称フリーライターです」なんてイジけたこともゆうておったな。いま思えば、自分の屈託を酒席に持ち込む最低のホステスだった。
ま、この手の素人ホステスを好むオヤジは少なからず存在するし、まだ20代前半だったし、クビにならない程度には働くことができた。しかしプロのホステスにはなれないことは自覚しており、不安で一杯の毎日を送っていた。

その頃からすると、「忙しい」とボヤくことができる現在の状況は、まるで夢のようだ。収入はむしろ減ったくらいだが、文章を書く機会は格段に増えた。

しかし、と思う。仕事が増えるにつれて、ひとつの仕事に注ぐ熱量が減っている気がする。
実際、エッセイの最初の1行を書くまで10時間以上唸るようなことがなくなった。唸れば唸るほどいいもんが書けるってわけではないが……。
遅筆がいくらかよくなっても、質が落ちてしまっては元も子もない。
このまま、自分の文章の質を計る物差しを失くした状態が続くのだろうか。気が滅入る。不安に耐えられなくなったら辞めよう。とかいいつつ、書く仕事にしがみついていくであろうことは自覚している。業ですな。

原稿を書き終えたあと、なかなか寝つくことができず、ようやくおとずれた眠りのなかでも読点を省いたり、改行を加えたりしていた頃には戻れないのだろうか。

な~んちゃって。明日になればただちに消去したくなるであろう戯言。夜書いたラブレターみたいなもんだ。

また熱が上がってきたようだ。とっとと寝よう。
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井上オークス

  • Author:井上オークス
  • 旅打ち競馬ライター。
    佐賀生まれ、愛媛育ち、京都在住。

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