Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

怒りは無知

先日、「手相の勉強をしている人」に声をかけられた。女性だった。

私はおよそ10キログラムの荷物を両手に抱え、必死の形相で駅へ向かっているところだった。両手ふさがっとる人間の手相を見るだと? と思いつつ、急いでるんで……と答えて立ち去ろうとした。すると、手相女が食い下がってきた。
「急いでる人にも、2分だけお願いしてるんです」
頭のなかでブチッと音がした。
――急いどるってゆうとるやないか!!
道端で、大声で怒鳴ってしまった。
手相女はキョトンとしていた。
私は怒鳴ったことを後悔しながら足を早めた。手相女はすぐさま別のターゲットに切り換えたようで、「手相の勉強をしてるんですが~」という妙に明るい声が背後から聞こえた。

このところ、とても怒りっぽくなっている。些細なことに腹を立ててしまう自分が情けない。怒っている暇はない。手相女の切り換え力が羨ましい。
スポンサーサイト
  • @

Appendix

井上オークスの著書

プロフィール

井上オークス

  • Author:井上オークス
  • 旅打ち競馬ライター。
    佐賀生まれ、愛媛育ち、京都在住。

月別アーカイブ

検索フォーム

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。