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変化(その2)

原稿のなかでミスを犯しても、紙媒体ならゲラの段階で訂正することができる。インターネット媒体なら、掲載後にさえ直すことができる。
喋る仕事が来る度に気分が塞いでいたのは、知識の浅さや頭の回転の悪さが白日の下にさらされるのが怖くて怖くて仕方がなかったからだ。アホか。そんなことは、どう背伸びしたって誤魔化すことはできないのだ。本当は知らないことを知ったかぶりしたり、わからないことをわかったふうに喋ったりして、どんなに上手にハッタリをかましても、必ずボロが出るのだ。
小手先でお茶を濁しながら無難に安全に仕事をこなすくらいなら、堂々と「わからない」「知らない」で通したほうがよっぽど気持ちがいい。
それを不快に感じる人がたくさんいれば、喋る仕事の依頼は自然に来なくなるだろう。それはそれで仕方がない。精一杯の努力をした上で駄目ならば、喋る仕事は根本的に向いていなかった、ということだ。
それに、バブルは必ず崩壊する。この喋る仕事舞い込みラッシュは、長く続いても3年、奇跡が起これば5年で終わるだろう。
5年後、もし私が生きていれば、35歳になる。旅打ち生活も、そろそろ体力的に厳しくなっている頃だろう。少しは分別もついて、無謀に馬券を買うことができなくなっているかもしれない。するとぽっかり空いた時間が生まれる。

小説を書くのは、35歳からでも遅くないように思う。
いま、いくつかの媒体に書き飛ばしているエッセイやコラムを一冊の単行本にまとめて出版するべく売り込みをかけるのも、5年後でも遅くない……いや、遅いか。それでも力技で出版できるように、古くならないものを書く努力をしよう。

いいものを作りたいと思っている人が私に与えてくれた仕事は、必ずいいものになる。私はいいものを作りたいから。そうでない仕事も頑張るけど、限界がある。私はひとりだから。それは喋る仕事であろうが、書く仕事であろうが、なんの違いもありゃしないはずだ。

そんなわけで、大まかな人生設計が決まった。
可能な限り、どんなお仕事でも請け負います。
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プロフィール

井上オークス

  • Author:井上オークス
  • 旅打ち競馬ライター。
    佐賀生まれ、愛媛育ち、京都在住。

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