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変化(その1)

原稿の遅れが酷い。業務連絡ものばしのばしにしていて、いろんな人に迷惑をかけている。心のこもったメールをいただいても、「ありがとう」の五文字さえ返信していない。
どうしたことか、怒涛のように仕事が舞い込んでいる。井上オークスはバブル期を迎えているようだ。
とりわけ、人前で喋る仕事が格段に増えた。しかし喋りは大の苦手だ。だから本番が近づくにつれて、陰鬱な気持ちに支配される。吸い殻ばかりを生産し続ける。
こんな日々はいつまで続くのだろうか。喋る仕事の本番で、喋らなければいけないタイミングが来ても、無言を貫いてみようか。あるいは、わけのわからない奇声を発して、みなさんにドン引きしていただこうか。だって私の本業は物書き。ライターだもの。専門外の仕事にかまけて、肝心要の書くことがおろそかになってしまうとしたら、なにもかも投げ出したほうがマシだ。

と、後ろ向きなことばかり考えていた。

競馬場にいるときだけは、マイナス思考から開放された。なのに競馬場で原稿を書かざるを得ないという最悪な日が何度かあって、文章を書いては消し、書いては消し、泣きながら馬券を買っていた。この期に及んで馬券はしっかり買うのだが……。

だけど一昨日。月曜日。私にとって特別な意味を持つ仕事が終わった瞬間、なにかが劇的に変化した。
どんなに喋る仕事の割合が大きくなっても、喋る仕事よりも書く仕事を大切にしなければならないという思い込みが、ガラガラと崩れ去った。
その途端、ゲージュツカ気取りの言動を振りまいてきたことが恥ずかしくなって、穴の中にヌプヌプと入り込んでしまった。
だけどすぐに出てきた。
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プロフィール

井上オークス

  • Author:井上オークス
  • 旅打ち競馬ライター。
    佐賀生まれ、愛媛育ち、京都在住。

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